外航船員の夫を亡くして六甲山麓の自宅に一人で暮らした3年間、心の中を冷たい風が吹き抜けていました。2005年、大好きな海と船が見えるここに入居していつしかその風は止んでいました。当初から俳句、陶芸・フラダンスのサークルに参加、多くの方と友達になり寂しさはどこかへ行ってしまったのでしょう。
「土曜日はフラのレッスン春うらら」
館内にはとても優しく温かい空気が流れています。「どこに行ってもここに帰ってくるとホッとする」皆が言っている言葉です。
「新茶入れパイは焼きたて午後三時」
長女長男とも同じ神戸市内に住み、それぞれの家族と程よい距離で行き来しています。ゲストルームにもよく泊ってゆきます。8歳の孫娘は「橋(明石海峡大橋)のおばあちゃんち大好き!」とよく遊びに来ます。
「初詣一男一女の無事育ち」
建物の周りは神戸市の管理する公園、季節の花が良く手入れされています。駅の近辺には公共の施設も完備され、私のお気に入りは図書館です。
「図書館へ涼風道を選び行く」
知人にもいい所よ…と紹介して、その方も入居され、同じサークルで楽しんでいます。若いころからの理想の生活を送る日々、満ち足りた時間を過ごしています。